お墓について
お墓の基礎工事
基礎工事とは図面に従い外柵や石碑を据付けるためにコンクリートの基礎を打つ工事のことです。
頑丈なお墓を建てるにはしっかりとした基礎工事が必要です。
基礎工事は地域の寒冷差や地盤の強弱、石材店によってもそれぞれ方法が異なりますが、耐久性と強度を向上させるため、鉄筋を配したりします。
基礎工事の手順としては、最初に30cmほど根切りをして、割栗(比較的大きいサイズの砕石)を入れてつき固めます。次に外枠を入れて鉄筋を組み、強度を向上させた後、コンクリートを打ちます。これで基礎ができ上がります。ちなみにコンクリートの厚みは地盤や墓所の大きさによって異なります。
基礎工事現場の流れ
作業1
墓所の区画にて、外柵が施工される部分を深さ20cmくらいで掘削作業(手掘り)します。
そしてランマ(転圧機)で、地盤が沈下しないようにしっかりと転圧します。
作業2
転圧作業が終わると、次は砕石(細かい砂利石)を転圧した箇所に敷き詰め、再度ランマによる転圧作業を墓所全体に行います。この行程により地盤の強度が強化されます。
作業3
作業2の後、万が一地盤沈下が起こっても外柵・墓石等が傾かないように、直径10ミリの鉄筋棒を網の目状にバンセンで組んで設置します。
作業4
鉄筋棒を組んだ外周部分に生コンをたっぷり打ち込み、小手で表面を慣らして基礎工事の完成です。
基礎完成後すぐにお墓の施工を行うと生コンが完全に固まっておらず、外柵やお墓が傾く原因になります。
当社では基礎完成後、1週間前後放置し、完全に固まるのを待ってお墓の建立作業を行います。